イタリアワイン「エスト・エスト・エスト」ではありません!
イタリア名物のひとつ「スト」です(苦笑)。
2/27のアリタリアで日本へ帰国する予定なのですが、
そのアリタリアが深刻な経営危機(何度目か~?)のため、
大幅な経費削減とリストラを余儀なくされるにあたり、
明日23日は全面ストになるのだとか。
(uuu…どうか長引きませんように…。)
そして、今日は帰国前の雑用を済ませるため、
終日ローマ各所を動きまわる予定だったのが、
今朝のニュースを見て断念。
すでに1週間近くローマ市内の道路を占拠して
続いているタクシーのストに加え、本日はバス、
地下鉄、路面電車、ローカル線もストライキ。
というわけで、ローマへ向かう主要幹線道路で
立ち往生するマイカー通勤組の映像を見て、
都へ向かう気持ちがいっきに萎えたわけです。
ミラノも然りで、さらにナポリも巻き込んでの
タクシー大規模ストが繰り広げられています。
その理由はUberとNCCに仕事を取られる、
交通省、なんとかしろ! 規制しろ!というもの。
でも、私はその前に思うわけです。
あ、その行き先なら少し距離があるから、
メーターじゃなくて50ユーロFIXねと、
ふっかけてきたコロッセオ前の運ちゃん。
行き先が近いから遠回りをしようとして
私に指摘され逆ギレした運ちゃん。
細かいお金(コイン)がまったくないと、
釣り銭をちょろまかそうとした運ちゃん。
お客さんが待っているのに仕事する気が
あるんだかないんだかサンピエトロ広場前
の乗り場で無駄話をやめない運ちゃんズ。
まずはそういうところを直したらって、
私はそう思うわけです。
それにタクシーを利用する人、
Uberを愛用している人、
NCC (ドライバー付の車両)を使う人は
それぞれ異なると思うんです。
ちなみに私が撮影のときに使うロケバスは
NCC(Noleggio Con Conducente)ですが、
やはり数年前のタクシーの異議申し立てで
空港到着口に横付けできなくなってしまいました。
よって、たくさんの機材を抱えた撮影隊が空港に
着いても、そこからカートでNCC専用駐車場まで
荷物を押していかなければならないのです。
どう思います?
アッティコ・ローマ 村本幸枝