しばらく、あまりお天気に恵まれなかったイタリアですが、
この週末はようやく太陽が顔をのぞか、
家にいるのがもったいない気候となっています。
そんな太陽に誘われるように、1年半前におこした肉離れの後
しばらく遠のいていたテニスクラブへ、昨日久しぶりに顔をだしてきました。
気候がよくなったこともあり、コートは満員で、
ほんの1時間ほどプレーした後、自分のテニス以上に盛り上がる
ほかの人の観戦を楽しんできました。
テニスは比較的、騒がず静かに行うスポーツなのですが、
どうもイタリア人にはこの万国共通ルールは、
あまりあてはまらないようです。
他人の試合の最中に、声援(からかいの声?!)をおくったり、
コートでプレーしている人も、プレー中によくしゃべること・・・
さらには、「今のボールはインだ!」「アウトだ」と喧嘩ごしになる人。
言葉の熱い戦いも繰り広げられます。
「ラケット1本あれば、どこでも友達ができる」と自負している私ですが
どうやらイタリアでは、言葉が伴わないとテニスでも同等に戦えないようです。
昨日一番びっくりしたのは、コートチェンジの際に
いきなり携帯電話を取り出したかと思えば
「今日の夜のテーブルセッティングは5人ではなく6人にしておいて」と
夕食のテーブルセッティングのために家へ電話をする人まで・・・
友達同士のお楽しみテニスだからできることなのでしょうが、
これには、観戦していたイタリア人もさすがにびっくり!
さて、ローマでは昨日から、有名プロ選手がによって
本物の熱い戦いが2週間にわたり繰り広げられる
インターナショナル・テニス・トーナメントが始まりました。
私も、時間に余裕ができれば観戦しに行こうと思っています。
Attico Italia 田中裕子