イタリアでは多くの人が集まると、おしゃべりに花がさくだけではなく
ゲーム遊びが始まることよくあります。
主にクリスマス、年末年始の時期に行われる
伝統的ゲームの一つにトンボラ(Tombola)があります。
トンボラとは、イタリア版ビンゴ。
まず、マス目に数字が書いてあるカードが参会者全員に配られます。
司会者が出た数字を読み上げていき、参加者は読み上げられた数字が
自分のカードにあれば、そこに豆をおいていきます。
そして同じ列に豆が並ぶ人が賞品を手にできるというゲームです。
ただ、ビンゴと大きく違うのは、1列全部がそろわなくても、
同じ1列に2つ数字が出た人、3つ出た人、4つ、5つ、全部、
と揃った人から順番に賞品がもらえることです。
ちなみに、数が揃った時には、揃った数に応じて
次の言葉を大声で言うのがルールです。
2つ揃う:アンボ(Ambo)
3つ揃う:テルノ(Terno)
4つ揃う:クアテルナ(Quaterna)
5つ揃う:チンクイナ(Cinquina)
全部揃う:トンボラ(Tombola)
Attico Italia 田中裕子