日本からの指令は「着こなしにこだわるイタリア男を探せ!」。
着こなしにこだわっているとは言っても、バリエーションが豊かで、
ある程度? 魅力的な男でなくてはなりません。
カメラマンのセラフィーノと取材に出た私の目は道行く男たちに釘付け。
頭のてっぺんからつま先まで、なめるように見つめる私の視線に
彼等は一様に不振(不安)な顔。それに動じることなくじっと見つめ
続ける私。けっこう怖かったかもしれません(反省)。
私 「どう? あの前から歩いて来る紺のジャケットの男」
セラフィーノ 「ありゃ駄目だよ。同じイタリア男としてはボツだな」
「じゃぁ、あれは?」と、小声で囁きながら目線でセラフィーノに合図する私。
「おぉ、いいんじゃないか」と、彼。
それを合図に右から左から、時には後方から 「すみませーん! (Senta!)」
と駆け寄り、ローマとナポリでイタリア男たちを無事にゲット。
親指を立てながら「イエーイ」と言わんばかりのポーズを取る人には、
「すみません…。もうちょっと、自然な感じで…」などとお願いしながら。
果たしてどんなイタリア男たちをゲットしたか…それは、
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