先日、TVのニュースを見ていたら、
イメージ映像としてある映画のワンシーンが流れてきました。
マンションの住人たちが集まって、修繕費のことや公共区域に関する
取り決めについて話し合う住人集会の様子です。で、まったく意見が
合わず、仕舞いには罵声が飛び交い、その内モノまで飛んで来る始末。
なんでそんな映像がニュースで流れていたかと言うと、
公共の場で相手を侮辱する『汚い言葉』を発した場合に処罰を与える
という案が出ているからです。汚い言葉とはいわゆる放送禁止用語。
英語でいう『swearword』、イタリア語だと『parolaccia』です。
英語圏の人もそうですが、
イタリア人も負けずと劣らず『parolaccia』を使う国民です。
(少なくとも、私はそう思うのですが。。。)
駐車スペースの取り合い、店員ともめる、駐禁を取られた、
思い通りに物事が進まない、探しものが見つからない、
すられた、盗まれた、と状況はいろいろ。
先日、荷下ろしのために駐禁エリアに車を停めていたドライバーが
切符をきった警官に対して掴みかかる勢いで『parolaccia』を連発し、
6ケ月の有罪判決を受けたというケースがありました。
『とてもいいと思うわ』
『だって頭に血が上ったらつい口から出ちゃうわよねぇ』と、
街頭インタビューでは『parolaccia禁止』について賛否両論のよう。
それよりも何よりも、
そんな法律ができたら捕まっちゃう人で溢れてしまうのでは…(爆)?
でも、罰金がたくさん入るから国としてはいいのか。
というか、それが狙い???
アッティコ・ローマ
村本幸枝