イタリア北から南まで20州。
その中で暮らしやすい場所はいったいどこなのでしょうか?
先日、仕事で向かったパレルモ行きの飛行機の中で見つけた
9/19付けの全国紙『la Repubblica』の記事のタイトルは
『Vivere bene (快適に暮らす)』というもの。
ちなみにカテゴリー別に分かれている上位3位は下記のとおり。
<環境>
1. トレンティーノ・アルト・アディジェ州 (Torentino A.A.)
2. ヴァル・ダオスタ州 (Val d’Aosta)
3. バジリカータ州 (Basilicata)
→ここにバジリカータが入っていたのは意外でした (失礼!)
<所得>
1. トレンティーノ・アルト・アディジェ州 (Torentino A.A.)
2. ヴェネト州 (Veneto)
3. トスカーナ州 (Toscana)
→うん、やっぱりね、という結果ですね。
<医療>
1. ロンバルディア州 (Lombardia)
2. フリウリ-ヴェネチア・ジュリア州 (Friuli V.G.)
3. トレンティーノ・アルト・アディジェ州 (Torentino A.A.)
→複雑な手術だとローマからミラノへ移動する人が多し。納得。
<教育・文化>
1. ラツィオ州 (Lazio)
2. ウンブリア州 (Umbria)
3. エミリア・ロマーニャ州 (Emilia Romagna)
→ラツィオってそんなに教育・文化面が発達してるかなぁ…?
<男女平等>
1. ヴァル・ダオスタ州 (Val d’Aosta)
2. トスカーナ州 (Toscana)
3. エミリア・ロマーニャ州 (Emilia Romagna)
→まぁ、予想どおりの結果。トレンティーノ・アルト・アディジェ州が
3位以内に入るかな、とは思いましたが。
その他にもいろいろなカテゴリーを総合した
『Vivere bene』(快適に暮せる州) の順位は下記のとおりです。
定年退職後にイタリアへ移住!
(そんな人はいない?)とお考えの方、ご参考までに!
1. トレンティーノ・アルト・アディジェ州 (州都:トレント)
2. エミリア・ロマーニャ州 (州都:ボローニャ)
3. ヴァル・ダオスタ州 (州都:アオスタ)
4. フリウリ-ヴェネチア・ジュリア州 (州都:トリエステ)
5. トスカーナ州 (州都:フィレンツェ)
6. マルケ州 (州都:アンコーナ)
7. ピエモンテ州 (州都:トリノ)
8. ロンバルディア州 (州都:ミラノ)
9. ヴェネト州 (州都:ヴェネチア)
10. ウンブリア州 (州都:ペルージャ)
11. リグーリア州 (州都:ジェノバ)
12. ラツィオ州 (州都:ローマ)
13. アブルッツォ州 (州都:ラクイラ)
14. モリーゼ州 (州都:カンポバッソ)
15. バジリカータ州 (州都:ポテンツァ)
16. サルデーニャ州 (州都:カリアリ)
17. プーリア州 (州都:バーリ)
18. カラブリア州 (州都:カタンザーロ)
19. シチリア州 (州都:パレルモ)
20. カンパニア州 (州都:ナポリ)
北部と中部はなんとなく入り混ざっている感があるものの、
見事に南が下位を独占していますね〜。
個人的にはあの南の猥雑な感じ(失礼!)は嫌いではないのですが、
そこで暮らすのはやっぱり辛いものがあるかも。
来年はトレンティーノ・アルト・アディジェ州 と
フリウリ-ヴェネチア・ジュリア州で『白ワイン飲み倒しの旅』
をするぞー!、と、南から北への浮気を計画中。
アッティコ・ローマ
村本幸枝