「SI」か「NO」か断言できない人に贈る言葉

先日、ある友人と共通の知人の話をしていた時のこと。
彼曰く、「でもさ、彼は優秀ではあるけど、いつも「ニ」だよね」。
「確かにそうかも。まぁ、立場上、「ニ」でいる方が事がスムースに
運ぶからじゃない(ちなみに共通の知人は外交官)」と、私。

さて、皆さま。
この「ニ」、つまり “NI” って、なんだかお分かりになります?
“NI”とは、”SI (はい)” でも “NO (いいえ)” でもないこと。
NOの「N」と、SIの「I」を合わせてできた言葉だとか。

いつも「ニ」なら、最終的にこっちに転んでも、あっちへ逃げても
帳尻が合わせられるし、受ける印象もソフト。”SI”、”NO” を
断言することが苦手な日本人はどちらかと言えば「二」的ですね。

今後、もしイタリア人に「えっ!」って思うような単刀直入な質問を
されて答えに戸惑ったら (私はけっこうそのような場面に出くわしま
したので)、”NI” と 返してみては?

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