先日、ローマで某雑誌のファッション撮影のお仕事をしました。
担当の編集者の方のイメージを伺いながら、撮影候補地の画像を
メールでお送りし、その後、詳細を詰めていく…。
通信の発達によりメールやスカイプで日本と連絡が取れるようになり、
本当に便利になったな〜、と実感する毎日です。
以前(ずっと昔)は、ロケハンのためにわざわざそこまで出向き、
写真を撮り、現像し、その写真を日本まで郵送し、
その後、日本からの連絡をただひたすら待っていたのですから…。
イタリアでモデルを調達する場合も然り。
モデルエージェントに電話をし、探しているモデルのイメージを
口頭で説明し、候補者の写真を郵送してもらい、それを日本に送る。
「えぇー!なんでこんなムンムン系の濃いモデルの写真が来るわけ〜?
あっさりさっぱり系でみつくろって下さい!」って頼んだのにー!
といったケースも多々あり(怒)。
そうすると、また一からやり直しです。軽く1週間のロス…(泣)。
今ではそんなこともなくなりました。
先日の撮影でもイタリア人のモデル君が必要だったので、
エージェントのホームページを担当の編集者の方に送り、
直接選んでもらいました。
リクエストは若者、金髪、スリム、あっさり系、
ムンムンラテン系、胸毛シャツからはみ出し系は勘弁とのこと。
イメージとしては「タイタニック」の頃のデ・カプリオかな?
と、想像する私。
でも、モデルエージェントのホームページの掲載されている
写真を見て、担当の編集者曰く「やっぱりセクシー系の人が
多いんですね…、イタリアは」とやや泣きが入り気味。
「そうですね…、まぁ、男も女もムンムン度が高いほど、
注目されますからね…」と私。
でも、こんな人たちに囲まれたらやっぱり淡白な日本人としては
毒気に当てられて鼻血が出ちゃうかも…という気はします。
ホームページの写真をクリックしながら、しばし、お楽しみ下さい。
アッティコ・ローマ
村本幸枝