ひと雨来るごとに徐々に気温が下がり、タンクトップでは肌寒い…
イタリアではすでに夏の終わりが始まっています。
バカンス大好きなイタリア人の横顔にも、「ふぅー…これから
また1年仕事…」と言わんばかりの、暗い影が差し掛かって
まいりました。
イタリア人は夏のバカンスが大好きです。
が、この夏、高くついたバカンスを過ごした人が何人かいるようです。
先日、リミニの海岸で3,348ユーロのサングラスを買ったイタリア人婦人。
内、サングラスの値段は15ユーロ、残りの3,333ユーロは何と罰金!
浜辺に偽ブランド品を売りに来た黒人男性から、陽射しが
強いからと何気なく買ったサングラスが失敗のもと。
シニョーラはカンカンに怒った後、がっくりうなだれてしまったようです。
可愛そうに…とんだバカンスになってしまいました。
このところ、市警察のコントロールが厳しく、それ以前もオラ
ンダ人旅行客の女性ふたりが買った30ユーロの偽プラダの
バッグ、フィリピン人女性が買った偽サングラス等々、これま
でに罰金を強いられたケースはイタリア全土50軒近くとか。
旅行客も容赦なし、なのです。
しかしながら、ほとんどの、しかもイタリア人自身がそんな
罰金があることを知らないというのがいかにもイタリア。
イタリア人が知らない罰金を、旅行客がどうやって知れば
いいのでしょう?
いずれにしても、まがい物には手を出すな! ですね。