イケメンゴンドラ漕ぎを探せ!

5月にローマ、ヴェネチア、フィレンツェの取材を終え、
先日、発売された雑誌「コトレシピ (みらい出版) 秋号」。

テーマは「母と娘の水入らずの旅」。
ローマとヴェネチアを舞台にした名画を巡りながら
母と娘が楽しめるイタリアの魅力(観光・食・買い物)
が満載されています♪ 旅のお供にどうぞ!

ところで、女同士のイタリアの旅に欠かせないこと。
と言えば、道すがらで「ときめき」を与えてくれる
イタリアのイケメンたちではないでしょうか?!

イケメンのイタリア人にご登場頂くことが多い
日本の雑誌取材やテレビ撮影のお仕事。
長年、撮影コーディネートを手がけている私は
お陰さまで(?)イタリアにおけるイケメン狩りの
エキスパートに成長いたしました(笑)。

さて、今回の指令は「イケメンゴンドリエーレ」
(ゴンドラ漕ぎ)を探すこと。
そして、雑誌に登場してもらうこと。

かつてTVに出演してもらったマッチョで優秀で
性格よしのゴンドリエーレはどう考えても女性誌
向きではないし、こりゃ現地入りしてからみつける
しかないと断念。ヴェネチア到着早々、ロケハンを
兼ね、取材メンバー(編集者・カメラマン・モデル)
でイケメンのゴンドリエーレを探すことに。

ヴェネチアゴンドラ_アッティコ

イケメンが少ないゴンドラ漕ぎ。
あれは無理だな。これもNG。予想どおり、
お目の高い編集者T女史からは駄目出し続き。

やっぱり無理かな…と、諦めかけていたとき、
すっと私の視界をかすめた整った顔立ち。
「いたかも!」の言葉と同時に駆け出した私。
状況が把握できず後に続く他のメンバーたち。

「(控えめに指差しつつ) あれ、どうですかねぇ」
と、問う私の指先を見つめる半ば諦め顔の
T女史の表情は見る見る晴れやかになり、
テンションがいっきに上昇(笑)。

「よい、よい!!!」

OKの合図とともに、すぐさま彼のもとへ走り、
ゴンドラに乗ろうか迷っているアメリカ人旅行客
を蹴散らし(笑)、イケメンゴンドリエーレに接近。

私の後ろに控える美しい母娘のモデルさんを
指差して「雑誌の撮影なんだけどね、美しい
あの二人にはあなたのようなイケメンにゴンドラ
を漕いでもらわないと画にならないのよ」。

「僕、副業でモデルもやってるんだけど、まぁ、
今回はいいよ出演料なしで」。交渉成立。

「次の撮影は必ず出演料払うからね~。
またよろしくね~」と、調子のいい私は
もちろん次回のためにしっかり彼の連絡先を入手。
(イケメンゴンドリエーレって本当に少ないんです)

ちなみに送られてきた「コトレシピ」を見たら、
ゴンドリエーレ君は表紙を飾っておりました(笑)。

雑誌「コトレシピ」はこちらからご覧頂けます!

アッティコ・ローマ
村本幸枝