イタリアで流行るミクロバカンス

ミクロバカンスがこの頃イタリアでは流行っている模様。
ミクロバカンスとは3泊以下の旅行のこと。
祭日があると土日と有給休暇を合わせて
4泊以上の旅行に出ていたイタリア人がほとんどだった以前に比べ、
ミクロバカンスと長期旅行の割合が2007年には
ほぼ半々の割合になっているのだとか。

ミクロバカンスの平均宿泊日数は1.8泊。
2007年にイタリア人が旅行した回数は前年に比べ4%増えているようです。
宿泊日数では4.4%減少していることからも、
長期旅行の数が減っていることが分かりますよね。

ネットショップの利用者が他のEU諸国に比べて少ないと言われる
イタリアですが、格安航空券やホテルなどの旅行に関しては、
ネット経由で購入する人が多く、ミクロバカンスブームに合わせて、
各旅行サイトがそれに対応した商品の掲載に追われているらしいです。

次のターゲットは3/22(土)から3/24(月)のイースター休暇。
週末のミクロバカンスの目的地として一番人気なのは
食べ物が美味しく田園風景が美しいトスカーナ州。
続いてミラノが州都のロンバルディア州、ローマが州都のラツィオ州、
そしてボローニャが州都のエミリア・ロマーニャ州。

バカンス地として真っ先に名前が出そうなシチリア州やカンパニア州は
6位と7位でミクロバカンスの行き先としては意外に不人気。
夏の長期バカンスで行きたい場所と、
ミクロバカンスの行き先を、イタリア人は使い分けているようです。

アッティコ・ローマ
村本幸枝

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください