本日、急ぎの郵便を郵便局が閉まる間際(午後2時に閉まります)に
出しに行ったら、5分前にも関わらずシャッターが折りかかっている
ところに慌てて飛び込んでとりあえずセーフ。
窓口では若い女性が「もう終りよ。私行かなくっちゃ」と面倒くさそ
うに対応するので、「まだ2時になってないじゃない」と時計を指し
て文句を言うと、後ろからくわえ煙草をしながら年配の女性が慌てて
出てきて「キアーラ、ほら、ちゃんとやってあげて」と若い方を促し
ながら、私に「まだ大丈夫よ」とほほ笑みながら、煙草をふぅっーと
一服。
その内、私の後にもうひとりおじさんがやって来て、この人がまた面
倒な質問を投げ掛けるので窓口はだんだん収拾がつかない状況に。
早く帰りたいキアーラと、その場をおさめようとするくわえ煙草の
おばさんと、イライラする私と、とんちんかんな質問をするおじさん。
まさしく状況はイタリア映画のワンシーンといったところ。
こういう一場面は日本の郵便局ではなかなか見られません。
そう言えば、ずっと以前、空港のバールにある鏡で360度回転しながら
自らの姿を念入りにチェックしている勤務中のカラビニエーリ(軍警
察官)を見かけたこともありました。
イタリアの欠点も魅力も人にありと、常日ごろ思う私です。