イタリアでは秋の食材が美味しい季節になってきました。
この時期の旬の食材のひとつにポルチーニ茸があります。
ローマ市内も郊外も、レストランの入口や郊外の田舎道に
ポルチーニ茸が並んでいる光景をよく見かけるようになりました。
こぶりで身が引き締まっていれば、ポルチーニ茸はサラダで
食べるのが一番。皿の底にルーコラを敷き詰め、スライスした
ポルチーニ茸と極上のパルメザンチーズ、ブラック・ペッパーを
少々振りかけ、これまた極上のオリーブオイルでさっぱりと食べる
のが私のお気に入りの食べ方です。お好みによって少々レモンを
かけるのもよし。
レストランの店先にポルチーニ茸が並べてあったら、
「インサラータ・ディ・ポルチーニ(ポルチーニサラダ)」で食べら
れるか、お店の人に尋ねてみると、「今日のはグリルにした方が
いい」とか、「サラダにできるよ」とか、アドバイスしてくれます。
ポルチーニ・サラダに適しているかは素材の善し悪しで決まるので、
メニューに記載されていないことが多いのです。