「アグリツーリズモへ友達と行くけど一緒に行く?」
という友人アンナリーサからの電話。
「来る?(Vieni?)」と聞かれるとついつい「はい(Si!)」と返事してしまう私、
迷うことなくに二つ返事でOK。
「じゃあ、土曜日3時すぎに迎えにいくわ。帰りは月曜日の朝ね!」
と、そこで簡単にも会話が終了した。
電話を切った後に、アグリツーリズモといっても、どこの?誰と?目的は?
果たして山?海?湖??水着は必要???
と何もわからないまま荷物の準備を開始。
出発日当日、3時を過ぎても迎えは来ない。あらら、時間を聞き間違えたかしら?
と、徐々心配になりつつも、アンナリーサの性格(イタリア人性格)を考えると
多少の遅刻は当たり前かと、ひたすらおとなしく待っていると
4時半ごろにようやく彼女が登場。
1時間半遅刻・・まあ、普通?!
2人乗りのスマートという車に乗りいざ出発!
日本語、英語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語の堪能な彼女だが
中身はやはりイタリア人!出発した瞬間より、口がとまることはなく旅が始まった。
私はというと、どこに行くのか?誰がいるのか?何をするの?水着は必要だった???
と質問は山積みのもの、なかなか聞きだせず、、、
高速道路に乗りようやく落ち着いたころに
ウンブリア州のDOCGワインに指定されているサグランティーノというワインの里
モンテファルコへ行き、その週末に行われていた
「Cantina Aperta(オープン・ワイナリー)」
が目的の旅だったということがようやく判明。
さらに、旅行参加の友人の中にはオランダ人が3人もいたため
「英語、大丈夫よね?」という質問に英語のしゃべれない私は沈黙・・・
無事に週末を過ごしたのち、帰りも彼女の爆弾トークは続き、
その合間に「ここにちょっと立ち寄ろう!」「何か食べて行こう」
という寄り道が続き結局ローマには夕方すぎに無事到着。
イタリア人の会話に割り込むには、まだまだ修行が足りないと痛感したのでした。
アッティコ・イタリア
田中裕子