今年は8月の第一周目をトスカーナの海辺で過ごしました。
場所はちょうどラツィオ州とトスカーナ州の境界線付近。
弊社の水野を含む4名の誕生日会を開く、というのが
今回の旅のテーマ。
子供を含む参加者、総勢14名!
キッチン付きのアパートを3棟借りて、海で遊んだり、
ドライブに出かけたり、敷地内のプールでのんびりしたり、
ゆる〜いバカンスを過ごしました。
残念だったのは、今年各地で異常発生しているらしい有害の海藻。
今回のバカンスに日本から参加したSちゃんは初日にこの海藻に
やられ、可哀想に体中に赤いぼつぼつが…。
泳いでいる最中にするっと何かが肌に触り、チクっとしたらしい
のですが、それが見る見る湿疹状態に。とても痛がゆいのだとか。
いったん海から引き上げ、いろいろと情報を収集したところ、
今年は各地でこの海藻が発生しているらしいことが発覚。
同じくバカンスに参加したイタリア人のRさんが、早速、
借りているレジデンス・アパートのオーナーにそのことを
告げたところ、彼曰く『そんな話しは聞いてないなぁ〜、
クラゲじゃないかなぁ〜』とのこと。
でも、どう見てもクラゲに刺されたようには見えない。
とりえあず、アパートから一番近い隣町の薬局で相談したところ、
やはり原因は海藻で、同じような被害にあった人たちが薬を
買っていったそうです。
で、再び、アパートのオーナ−にそのことを告げると、
それでも彼は海藻発生の事実を認めず。。。
『僕は被害にあってないし』の一点張り。
そんな噂が出ると次のシーズンの予約に支障を来すと考えのかも。
笑えたのはその後のRさんとオーナーのやり取り。
オーナー『どこの薬局で海藻のことを言われたの?』
R『隣町のペーシャ・ロマーナ』
オーナー『あぁ、あそこはトスカーナ州じゃなくてラツィオ州
だからだよ、ちなみにどこの海岸で海藻にやられたの?』
R『河口の向こう側のキアローネの海岸だけど』
オーナー『あぁ、そこもラツィオ州の区域だな』
ちなみに、私たちが滞在していたアパートはトスカーナ州。
そこから一番近い浜辺のキアローネは車で5分程度でラツィオ州。
オーナー『ラツィオだから海藻にやられたんじゃないかな。
トスカーナ区域だったらそんな海藻はいないと思うけどな…』
R (ぶちきれながら…)
『じゃあ、何ですか、海藻が海の中を漂っていて、おっと、
ラツィオとトスカーナの境界線だ、やばい、こりゃ戻んなきゃ、
って言いながら、集団で引き返すわけですか?』
私 (爆笑)
認めたくないことは、あくまでも、どんなことがあっても認めない
イタリア人気質はトスカーナの田舎町でも健在でした(苦笑)。
アッティコ・ローマ
村本幸枝