先日、友人の付き添いで行った歯医者の待合室で手にした
ある女性誌にこんなコラムが出ていました。
「友人との愛人関係は成立するか?」
答えは、「Si, ma e’ difficile.(成立するが、とても難しい)」。
なぜなら、友人と愛人の定義は相反するからだそうです。
そのコラムによると、
友人とは…
日常のあらゆる悩みやトラブルの解決に手を貸してくれる人。
日常の問題とは、主に仕事や家庭における悩みやトラブルです。
つまり、現実にどっぷり浸かった中で成り立つ関係が友情です。
愛人とは…
日常のあらゆる悩みやトラブルを忘れさせてくれる人。
仕事や家庭の悩みから遠ざかり、夢のような気分でいられる
のが愛人との関係。愛人との現実的な話題はご法度です。
この両方の関係の両立が必要だからこそ、夫婦の関係という
のは難しいのかもしれませんね。
いずれにしても、友人が愛人になるより、元愛人がいつの
間にか友人になる方が成り立ちやすい気はします。
これをさらに突き詰めると、男女間の友情は成立するか、
というテーマになりますが、私が知る限り、多くのイタリア人
男性は「男女間の友情は成立しない」と、いう見解です。
あなたはどう思われます?