いつの頃からかインターネット上で広がり、
友人からも耳にするようになった5.11『ローマXデー』。
それは、5/11、ローマに大地震が訪れるというもの。
30年以上も前に亡くなった地震学者のベンダンディ氏の
予言によるもので、震源地や日にちに多少の誤差はあった
ものの、彼は以前も地震を予測したことがあるそうです。
その方法は惑星の配列によって地震が予知できるという
もので、科学的根拠はないようですが、占星術に詳しい
私の友人に言わせれば、確かに、5/11の星の並びは
やや特殊だったとのこと。
それに加えて、NYのテロが9/11、東日本大震災が3/11、
そして、4/11にもかなり大きな余震があったことから、
ローマではちょっとした『パニック』が起きていたよう。
公務員(ローマで働く人の多くは公務員)の18%は有給休暇を
取り、ローマのチャイナタウンとも言える、ヴィットリオ
エマヌエーレ広場周辺からは中国人が続々脱出。
店のシャッターは閉まり、あたりは閑散としている模様。
私の友人はここ数日、ベッドの下に懐中電灯、ミニラジオ、
非常食、ミネラルウォーター、運動靴を詰めたリュックを
準備し、Xデーのために備えていました。
心配だったので、昨日は数回ローマと連絡を取り、
何事も起こっていなことを確認する一日となりました。
で、今朝起きて携帯の電源を入れたら友人からメールが!
そして、地震は起きていた。
ローマではなく、スペイン南部で。
最初はマグニチュード4.5、そしてその後、5.3の地震が
襲い、少なくとも8名の方が犠牲になったと、イタリア
の全国紙『La Repubblica』で報道されています…。
予言は当たったと言えるのか、それとも外れたのか。
この事実をどう捉えたらよいのでしょう…。
アッティコ 村本幸枝